海洋散骨を通じ、終活や墓じまいをサポートしている湘南海洋葬です。このブログでは、海洋散骨にまつわる知識や最新情報のほか、お客様から寄せられた疑問や質問、実際に行った方の声などをご紹介します。逗子市にある仏具店「佛縁堂あみりと」(逗子郵便局向かい)に相談窓口を設け、専任スタッフが疑問や不安にお応えしていますので、お気軽にご相談ください。今回のテーマは、「海洋散骨に関する法律やガイドライン、マナーについて」です。
散骨と不法投棄の関係
日本の供養習慣は、社会構造の変化や宗教的な考え方のシフトにより、多様化してきました。お墓の維持管理や後継者不足の問題がクローズアップされる中で、散骨という選択肢も一般的になりつつあります。しかし、散骨の意味や手続きについて詳しく知らない人も多く、誤解が生まれることがあります。今回は、散骨に関連するマナーと正確な方法を紹介します。また、湘南海洋葬独自の海洋散骨サービスにも触れます。
散骨は違法行為?
散骨自体は違法ではありません。現状、散骨を規制する具体的な法律は存在しないため、法的制裁を受ける事例は見られません。ただし、一部の人々が散骨を不法投棄と誤解していることも事実です。
1991年、法務省は散骨が遺棄罪に該当しないとの見解を示し、2021年には厚生労働省が業者向けの『散骨に関するガイドライン』を公開しました。これにより、散骨に対する理解が深まっています。出典:厚生労働省『散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)』
正しい散骨の方法とマナー
散骨を適切に行うためのポイントをいくつか挙げます。
- 粉骨の必要性:ご遺骨を散骨する際は、粉末状にすることが必須です。特定のサイズ以上の骨片が存在すると、法的な問題が生じる可能性があるためです。
- 地域の規制を確認:特定の地域では散骨を禁止する条例があるので、事前に調査することが重要です。
- 環境への配慮:ご遺骨を撒く際は、自然環境に配慮し、必要に応じて水溶性のものを用いるなど適切な容器を使用してください。
湘南海洋散骨では、様々なニーズに応じた海洋散骨プランを提供しています。独自のサービスや粉骨のみのご依頼も受け付けておりますので、ご興味がある方は、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログを読んだ方は、散骨や墓じまい、終活などに興味関心がありインターネットで検索されたものと思います。ただ、終活やお墓のお悩みは百人百様です。「こうすれば良い」という一律の答えはなく、インターネットを検索したり、本を読んだりしてみたものの選択肢が広がって逆に迷ってしまい、なかなか具体的な行動に移せない方が多いのではないでしょうか。
湘南海洋葬では、電話のほか相談窓口でのご相談も随時受け付け、終活カウンセラー資格を持った専任スタッフが疑問や不安にお応えしています。地域の石材店さんや墓じまいが専門の行政書士の先生と連携しているため、「墓じまいをしたいが、お寺とトラブルになった」といった場合もサポートいたします。 ご供養は亡くなった方はもちろん、今を生きる私たちのためのものでもあります。現代の暮らしにあった形で、一人でも多くの方が納得いくご供養の形を見つけられるよう、お手伝いできればと考えています。